今回はトルクレンチについて記事を書いてみたいと思います。
トルクレンチはエアコンの取り付けの時に使われますが、修理等でも使う機会はあるかと思います。
なぜトルクレンチを使ったほうがいいのか
それではなぜトルクレンチを使ったほうがいいのかを書いていきたいと思います。
フレア加工後、取り付けを行うかと思います。
このフレアの締め付けですが、締める力が弱すぎると締め付け不良ということでガス漏れが発生することがあります。
反対に締め付けすぎるとフレアが破損し、こちらもガス漏れの要因となることがあります。
また取扱説明書ても書かれていますが、取り付けには規定したトルク値が決まっています。
そのトルク値で締めることでガス漏れを防止することができます。
ガス漏れが発生するとまた戻り作業など色々と面倒なことになるのでこのような点は避けたいところです。
トルクレンチを使用する際、大事なところは、トルクレンチは1年に1回は校正をかけた方が良いと言う点です。
このトルクレンチのトルクの値が変になってしまうと、過剰締め付けや締め付け不良などが発生することがあります。
それらを防止するためにも極力トルクレンチは校正をかけるのが良いのかなと思います。
お客さんとしても、しっかりと校正されたトルクレンチを使用することで締め付け不良などその辺にも安心できるかなと思います。
まとめ
またこのトルクレンチでの締め付けの感覚を覚えることで、最悪トルクレンチがない現場でも感覚で締めることができるかと思います。
昔ながらの多くのベテランの方は、トルクレンチが微妙と思われる方も多いかと思います。
私もどちらかと言うとトルクレンチで締めた後に少し締めたりすることもあります。
しかし、トルクレンチを使うことでガス漏れの不満からも解放されると思うので、比較的便利な工具なのかなと思います。
またトルクレンチを使う際はしっかりと校正などを行い、適正トルクをかけられているかなどの確認を毎年することも重要なのかなと思います。
トルクレンチはエアコン業者にとっては必須と言うわけではないですがあると便利ですので、ぜひエアコン関係者の方は購入してみると良いのかなと思います。
またトルクレンチには旧冷媒用と新冷媒用があるので、この辺にも注意が必要です。
しっかりと確認してから使用するのが良いのかなと思います。