今回は私がエアコン修理初期の時に、起こった出来事を記事にしてみました。
具体的には室外ファンモーターのメガ不良によるブレーカーのトリップ事例です。
室外ファンモーターの交換
ブレーカートリップの発生現場で室外ファンモーターを交換しました。
その後大雨が降った後にその空調機を運転するとブレーカーがトリップすると言う事象が発生しました。
現場に調査に行くと漏電の警報によるトリップでした。
漏電と言う事は漏れ電流が発生しているので、このような場合は絶縁抵抗測定計と言う計測器で調べる必要があります。
絶縁抵抗の測定
現場にて絶縁抵抗測定をしていくと、室外ファンモーターの絶縁が悪いことが確認されました。
この室外ファンモーターは先日交換したばかりの室外ファンモーターでした。
絶縁不良の場合は、極力雨の日に測定すると良いかと思います。
室外ファンモーターの取り付け方法
なぜ新品の室外ファンモーターがダメになったかと言うと、室外ファンモーターを外した際に内部から水が出てきました。
これはコネクタの方向を上のほうにつけていたためです。
このコネクタを下の方向に取り付けることで、今回の事は解決しました。
後戻り作業を減らそう
このように取り付け方法などを間違えてしまうと後戻り作業が発生してしまいます。
また晴れの日が続いて後日調査になってしまうと絶縁が回復してしまう可能性が高いので、不良箇所の発見が困難になってしまいます。
このようなことになると、何度も現場に行かないといけなかったり顧客に迷惑をかけてしまうことになります。
部品には取り付け方法等が記載された部品もありますが、基本的には入っていないので、会社の先輩の方や様々な現場などで知識を身に付けて、このような後戻り作業を減らすのが大事かなと思います。