今回の記事はプリント基板を交換した際に発生した事象になります。
ディープスイッチ
プリント基板を交換していると、ディープスイッチが付いている基板もあるかと思います。
基板を交換する際は、前回の交換前の基板のディープスイッチの状況をメモしたりするなど交換後、前回と同様の状態に戻せるようにしておくのがベストです。
警報発生
ディープスイッチを前回と違う状態にしていると警報が発生する可能性もあります。
そのようになってしまうと余計に時間がかかってしまうこともあるので、プリント基板交換の際はディープスイッチ等の確認をしっかりすると良いかと思います。
コネクタの差し忘れ
またプリント基板上には多数のコネクターが刺さっています。
これらコネクターを差し忘れると警報が出たり正常な運転ができなかったりします。
こちらもディープスイッチ同様交換前にはコネクタの数などを控えておくなどしっかりと元に戻するようにすることが大事です。
大概の機種はコネクタの形状や色などが別々になっているため、差し間違いなどは起こる可能性が低いですが、室外ファンモーターのコネクターや切り替えのコネクタなど形状と色が一緒のものもあるので、それらのものはマスキングテープなどで、基板上の番号などを貼っておくと便利です。
また配線などもメモしておくと良いかと思います。
短絡コネクタの忘れ
私も経験しましたが、短絡コネクタの差し忘れがよくあることもあります。
昔、基板を取り外した際、短絡コネクタの外し忘れが発生することがあります。
この外し忘れが発生してしまうと、新しい基板に短絡コネクタが付いていないため警報が発生してしまいます。
これの厄介なところは基板を外す際にコネクタを外さなくても基板が外せてしまう点です。
写真などを撮ろう
コネクタなど差し忘れなどを防止するためには、写真などを撮るのが便利です。
写真などを撮っておくと交換後に交換前の写真と見比べることで差し忘れなどを防止することができます。
設定など
室外基板や室内基板を交換する際にたまに現地設定などがプリント基板上に記憶されていることがあります。
それら記憶されてる基板を交換する際は、交換前にリモコンなどで現在の現地設定を確認してから交換するのが良いかと思います。
事業所によっては停電後の自動復帰を組み込んでいる事業所もあるので、交換後自動復帰されないなど、後戻り作業が発生する可能性も出てきます。
まとめ
基板交換の際などはディープスイッチの設定確認やコネクタ等の確認、配線等の確認など確認作業等が多く発生します。
ぜひ基板の交換の際や基板を取り外す際は現在の設定等を確認して交換すると良いかと思います。