今回はエアコン取り付け作業や修理等に使用する真空ポンプについて記事を書いてみたいと思います。
真空ポンプはどののような時に使うのか
真空ポンプはエアコンの配管内の空気を抜き、真空にする際に使用する工具です。
なぜ真空にしないといけないのかと言うと、空調機の中には冷媒というものが入っています。
その冷媒は空気を嫌う性質があるため、また空気等が入っていると不凝縮ガスですので、エアコンに様々な弊害を及ぼします。
エアコンを新規で取り付けた際などはこれら空気を抜く必要があるため、真空ポンプを使用して真空引きを行います。
昔はガスバージなどエアコンの中に入っている冷媒を使用して空気を抜いていましたが、今現在では温暖化の影響や混合ガスなどの影響によりガスパージは基本的には使用禁止となっております。
そのため、真空ポンプを使用する必要があります。
どのような真空ポンプを選べばいいのか
どのような真空ポンプを選べば良いのかですが、私的にはバッテリー式の真空ポンプがオススメだと思います。
近くにコンセントなどがあれば良いのですが、解体作業等時、新築時などは電気がまだ通電していない可能性もあるので、そのような現場などでは発電機などを使用する必要があります。
運ぶのも大変なため、バッテリー式の真空ポンプが良いのかなと思います。
しかし、業務用など大型機器を使う場合は100Vなどの電源式を使うのがオススメです。
最近は標準で付いていますが、逆流防止付きの真空ポンプがおすすめです。
真空後、真空ポンプを止めた際に、真空ポンプ内のオイルが空調機の中に逆流するのを防止するのが目的となっています。
真空引きのやり方
真空引きのやり方は下記記事を参考にするとわかりやすいかなと思います。
真空引きをする際は、真空ポンプ以外にもマニホールドなどの機器等が必要になるため、これら機器はエアコン作業行う際の必須道具となるため、購入しておくと良いのかなと思います。
まとめ
エアコン作業を行おうと思っている方は、真空ポンプなどは必要となるため購入しておくと良いかと思います。
DIYなどでエアコンの取り付けなどを行う際は使用回数なども少ないため、レンタルサービスなどを活用してみるのも良いのかなと思います。
間違ってもガスパージなどのやり方で空気を抜くのはやめたほうが良いです。
また大きなガス漏れなどの場合は、真空放置試験などを行うとわかることも多いので、ぜひ真空ポンプを使用してください。