冷媒充填の方法
※冷媒充填には資格が必要です。
無資格の人はやらないようにしましょう。
ルームエアコンの場合基本的にあまり冷媒充填を行う機会は少ないと思います。
冷媒充填が発生するとしたら配管の長さが長いパターンやガス漏れの修理などを行なった時などです。
冷媒充填のやり方
真空引き
まずは機器の真空引きを行いましょう。
ガス漏れの場合はまずはガス漏れの補修を行います。
補修をしないまま冷媒充填はダメですよ。
ホースの接続
真空引きが終わればホース類を下記のように繋ぎます。
ボンベの入れ替えが発生する場合はボンベ前のホースにはバルブ付きを使うと便利です。
マニホールドなどにサービスポートなどが付いている場合はそこから真空引きを行いホース間の空気を抜いておきます。
真空引き後の作業なのでマニホールド〜ボンベ間になると思います。
マニホールドとボンベのバルブは閉のまま行います。
冷媒充填作業
秤にボンベを置き0点を行います。
※0点を行うことで充填していくとボンベの重量が減っていくため今何キロ冷媒を入れているのか分かります。
※混合冷媒の場合はサイフォン管が付いていない場合はボンベを逆さにします。
ボンベのバルブを開けます。
マニホールドのバルブを開けます。
規定量になるまで冷媒を入れて行きます。
※ボンベが空になったらボンベ前のバルブを閉めてボンベを入れ替えます。
圧力が均圧になった場合
ボンベの圧力と空調機の圧力が均一になると冷媒の充填がストップしてしまいます。
ボンベにヒートガンなどを離して当てるとボンベの圧力が上がって入るようになります。
この方法は残り少しとかの時にすると良いです。
(絶対にバーナーなどで温めるような事はしないでください。)
まだまだ充填量が足りない場合
①圧縮機の吸入側にサービスポートに接続をしてください。
②冷房運転を行います。
③圧縮機の吸入で冷媒の充填が出来ます。
※液充填をする場合は圧縮機の液圧縮に注意しながら少しずつバルブを開けて下さい。
④③の場合でも均圧して入らなくなる場合が有ります。
その場合はガス側の閉鎖弁を圧力を見ながら閉めると入っていくようになります。
⑤基準値まで冷媒を充填したら終了です。